株式会社日清煉乳は業務用乳製品の開発・製造・販売をしています。 煉乳/生クリーム/ミルフレンド/濃縮乳

れん乳のおはなし

古代の乳製品「酥(そ)」

大化元年(645年)に百済から帰化人した、智聡の息子、善那が孝徳天皇に牛乳を献上したのが始まりといわれています。平安時代の医術書「医心方」に乳製品の効用が記され、当時貴族の間で滋養薬として広まったようです。
また、煉乳は牛乳を長期間保存するために作られた乳加工製品で、奈良市の長屋王屋敷跡から出土した木簡に、近江国から届けられた「生酥の荷札」があります。酥は煉乳のようなもので牛乳を煮詰めて作る古代の高級乳製品です。

伊豆と煉乳の長い歴史

静岡県伊豆地方の歴史は、1856年(安政3年)に下田の玉泉寺に米国総領事館が開設された。初代総領事のハリスは牛乳を飲むことを習慣としていたため強く所望したそうです。下田郊外の農家は当時牛乳になじみがなく大変苦労して、牛乳を絞って与えたとされています。
明治初期、欧米視察から帰国した江川英武が畜産業を奨励し、明治14年桂谷牧場、明治16年川口牧場などが開設され、伊豆地方の乳牛飼育が始まりました。
明治24年8月に三島町(現三島市)在住の花島兵右衛門が平鍋式の煉乳製造を始め、明治29年にわが国最初の真空釜を開発し、煉乳製造工場を設立し、煉乳の大量生産を始めました。
当地は日本の煉乳製造業発祥の地です。

現代の煉乳

煉乳の大量生産が出来るようになったのは、1857年にアメリカのゲイル・ボーデンが真空濃縮釜で製造に成功したことによります。現在はほとんどが業務用として、アイスクリーム・キャンディ・キャラメル・コーヒー飲料などの原料として使用されています。
製造工程の概略は最初に生乳の組成が乳脂肪分と無脂乳固形分の比率が規格に合うよう調整してショ糖を加えます。
荒煮(殺菌)して真空濃縮機で濃縮します。そして褐色化の防止と乳糖の結晶を出来るだけ小さくするため、ただちに冷却します。冷却したら缶に充填します。
当社は「加糖煉乳」「脱脂加糖煉乳」が主な製品です。加糖煉乳を1kgのチューブ容器に充填した商品名「ミルフレンド」(業務用)も販売しており、いちご狩り、ベーカリーショップ等でご好評いただいております。